ダイアモンドヘッド・ビーチパーク 利用は日の出から日没まで
散歩をする人、サーファー、魚釣りを楽しむ人など様々な人たちで夜明けから日没まで賑わっているダイアモンドヘッド・ビーチパークだが、夜になると一変する。
トミー・ウォーターズ市議会議員によると、日が暮れると、木陰で不法なキャンプをしたり、麻薬取引、売春、その他の犯罪行為を行なう人々が集まってくるという。
「地域住民はみんな知っています。日が暮れるとワイキキやカピオラニ公園からたくさんの人々がやって来て、10時ごろにはたむろしています」
ダイアモンドヘッド・ビーチパークにはトイレがなくシャワーだけが設置されているため、不法キャンプをしているホームレスが糞尿をシャワーで流して地上が下水状態になっており、衛生的問題にもなっている。
ウォーターズ議員によるとおよそ200人のホームレスの人々がシェルターに行くことを拒んでビーチパークで不法キャンプを続けているという。
ウォーカーズ議員はこれらの問題に対する対策として、公園の閉園時間を午後10時までから日没にして利用時間を短縮することを法案として提出しており、今週水曜日に市議会で採決される予定になっている。
利用時間を日没とすることでホノルル警察が公園に夜間立ち入る人を取り締まることが可能となる。
オアフ島ではホームレス人口を減少させようと取り組んできているが、公園で違法なキャンプをする人々は絶えない。
市の公園レクリエーション局では公園の利用時間を示すサインを立てて入るもののそのルールが守られているかをチェックをして管理するまではしていない。
ダイアモンドヘッドの自治会メンバーであるウィンストン・ウェルチ氏は、近隣住宅への強盗事件なども起こっており、自治会として利用時間の短縮に賛成したと述べている。
(日刊サン 2021.03.15)
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