洪水被害の募金詐欺に注意
先週の大雨のためにハワイの各所で洪水が起こり、多くの家屋や店舗が洪水被害に見舞われた。
洪水被害にあった人々の中には、募金を呼びかけるクラウドファンディングのページを立ち上げた人々もいるという。
このクラウドファンディングは多くの人からの助けを呼びかけ、小さな力でも大きな助けになる素晴らしいシステムだが、募金詐欺のページもあるとKHONが伝えている。
大手のGoFundMeでは事前審査を行っているというが、それでも偽の募金のページが一般に公開されてしまう可能性があるという。
消費者保護団体であるベター・ビジネス・ビューロー(BBB)ではどうしたら詐欺に合わないかというヒントを述べている。
まず第一に、実際に被害にあった人が募金を呼びかけて、お金を受け取ることになっているかどうかを確認することが大切だ。
「ハワイは小さな島です。みんなが誰かを知っているので、『募金のページの人知ってる?』と口コミに頼るのが一番簡単で確実です」
しかし、たとえ写真の人物が本物であっても、その募金のページが本物であるとは限らない。
今ではソーシャルネットワークに投稿された写真などを切り取ることは誰でもできるからだ。
募金をする前には、募金のためのクレジットカード情報などを保護され、お金が被害にあった人に渡ることを確認するために、募金を集めているサイトがきちんとした会社であることをインターネットで検索したり、BBBに確認することも重要だという。
「詐欺師たちは人々の感情に訴えて、できるだけ早くお金を巻き上げようとします。この速さと感情的な訴えの2点にも注意が必要です」
もしクラウドファンディングのウェブサイトのページに募金をすることについて不安があるという場合には、アメリカ赤十字やサルベーション・アーミーなどの組織でも洪水被害の犠牲者に対する募金を受け付けている。
(日刊サン 2021.03.15)
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