英国ハンプシャーで、ジャックラッセルテリアのミリーが散歩中に飼い主のリードを振りきって逃げ出してしまった。
その後、ポーツマスの海岸をうろついているのが発見された。
今にも高波にさらわれそうになっている中でミリーの救助活動が行われ、警察、消防隊、湾岸警備隊の必死の努力にもかかわらず、4日経っても動きの活発なミリーを確保することができなかった。
そこで考えられた方法は、ドローンにソーセージをぶら下げて、逃げるミリーをおびき寄せようというものだった、とスカイ・ニュースが伝えている。
担当者のクリス・テイラーさんは「クレージーなアイデアだと思いました。海岸近くに住んでいる女性がソーセージを調理してくれて、私たちはそれを糸でドローンにぶら下げて飛ばしたのです」
ソーセージの匂いにつられてミリーは波が打ち寄せる海岸からどんどん離れ、内陸に待機していた救助隊に近寄ってきて、無事に保護されたという。
「もしミリーがあのまま海岸線を逃げ回っていたら、波にさらわれて溺れていたと思います。今までドローンにソーセージをぶら下げたことはありませんでしたが、最後の手段でした。今後同じような状況になったら、犬をおびき寄せるためにこの方法を使うことを考えたいと思います」
飼い主のエマ・オークスさんは「ミリーが戻ってきてくれてほっとしました。家に戻ってくれて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と述べている。
ミリーはその後また逃げ出したのだが、2度目は発見した時にすぐにエマさんの父親の腕に走って戻って来たという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.11)
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