オアフ島パロロに住む夫婦が労働者売買の容疑で警察に逮捕されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホノルル警察によると、夫婦は10代の少女を自宅に軟禁して使用人として無理やり働かせ、時には身体を打つなどの虐待をしていたという。
容疑者はケヴィン・ロバートとその妻ポメリン・ロバートで、被害者は15歳の少女とされている。
ロバート夫婦は労働者売買の容疑で逮捕され、もし有罪となれば最高で20年の禁固刑となる可能性もある。
夫婦にはそれぞれ25万ドルの保釈金が設定されている。
関係者によると、15歳少女とその母親は昨年グアムからハワイへやって来たのだが、夫婦は2人が空港へ到着するとすぐにパスポートを取り上げたようだ。
近隣住民はこの母娘について全く気づかなかったという。
捜査報告書には、被害者の少女は子供の面倒や家事を無理やりさせられて、身体的虐待を受けたと供述していると記述されている。
また、身体に虐待の跡がある時には学校に行かせてもらえなかったとも供述している。
少女が学校のカウンセラーに相談したことで学校から警察に通報があり、事件が発覚した。
夫のケヴィン容疑者が少女を押さえつけ、ポメリン容疑者が金属製のカーテンレールで打つといったこともあり、水とポテトチップスとトイレ用のバケツだけを与えられて5日間部屋に閉じ込められたこともあったと述べている。
母親もまた虐待を受けており、恐怖のために警察に通報することができなかったとみられている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.14)