ハワイの共和党員は、12日(火)の夜、州内の35カ所で集会を開き、大統領選に立候補している唯一の共和党員であるドナルド・トランプ氏に投票する代議員の数を決定する予定であるとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
今回の党員集会は、8月10日の党予備選挙と11月5日の総選挙に先立ち、2024年における共和党員の方向性を示す最初の機会となる。なお、11月の総選挙では、トランプ前大統領とジョー・バイデン現大統領が2020年以来2度目の対決をすると予想されている。
党員集会は公式の選挙と違い非公式なもので、有権者の間で政策や政治的嗜好について話し合うことができる一方、ハワイの候補者は、会場から50フィート(約15メートル)以内にいる限り、公然と選挙運動を行うことができる。
51人の下院議員のうち6人しかいない共和党議員の一人であるジーン・ワード州議員は、「これは親睦の場であり、市民的思考を維持するための方法だ。共通の意見を共有し、誰が共和党員で誰がそうでないかを知ることができる。市民としての義務だ。自分の家族に影響する問題に目を向けながら、絶えず鍛えるべき筋肉のようなものだ」と語った。
共和党員集会場は州内に35カ所あり、そのうち19カ所はオアフ島にある。共和党集会は午後6時から8時まで開かれる予定となっている。なお、12日(火)は、ハワイのほか、ジョージア、ミシシッピ、ワシントンで、合計161の共和党代議員が争われることとなる。
ハワイの代議員19人について、州共和党委員長のタマラ・マッケイ氏は、「ハワイとワシントンがトランプ氏に傾く可能性があるのは確かだ」と語った。なお、正式な結果は、隣島の票がオアフ島に空輸され集計された後、13日(水)、または遅くとも14日(木)には判明するとみられている。
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.3.12)
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