洪水被害に損害保険は適用される?
一時の大雨は収まっているものの、ハワイ州の各所でいまだ一部地域に鉄砲水注意報が出されているままの状況が続いている。
気象庁の発表によるとこの天気は金曜夜から土曜までは続き、雷を伴う雨となる可能性があると発表されている。
そんな中で行われている洪水の後の清掃作業であるが、大きな被害にあった人々はどれだけ保険でカバーされるのかという不安の声が上がっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
残念ながら、洪水被害は洪水保険に加入していない限り、通常の家屋損害保険では補償されない。
だからこそ海と山に囲まれたハワイ州では洪水保険に加入しておくことが重要だという。
ハワイ州では洪水被害に遭うリスクを数値で示すウェブサイトがあり、このサイトに住所を入力するとすぐにわかるようになっている。
http://gis.hawaiinfip.org/FHAT/
ハワイ州商務消費者局保険課では、保険申請に対するアドバイスを伝えている。
これ以上のダメージを受けないように家屋財産を守る
購入したもののレシートを取っておく
損害を確認して、写真を取っておく
保険会社の担当者に損害を報告する
申請用紙を提出する
保険調査員が後から来たときに見せるために被害にあったものを取っておく
保険調査員が来る前に永久的な修理をしない
保険調査員と相談して、修理の見積もりをとる
また、損害保険大手のステイト・ファームでは、まず被害を受ける前の状況を証明するために災害前の状態の家や家財道具などの写真、ビデオを事前にとっておくことが重要だとしている。
それは洪水であれ火災であれ、被害前の状況を表す大切な証拠となるそうだ。
(日刊サン 2021.03.12)
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