カメハメハ・スクールで毎年行われているソング・コンテストで使用されるはずだったレイおよそ500個が盗難にあったとKHONが伝えている。
カメハメハ・スクールのソング・コンテストは今週3月11日(金曜日)にブレイズデル・センターで開催される予定になっているが、出演者がかけるレイが盗まれてしまった。
使用されるレイにはリボンが付けられる必要があるため、10日(木曜日)までに代替品500個を用意する必要に迫られている。
そこで立ち上がったのは出演者の家族と卒業生たちだ。
集まったボランティアの人々は3月8日(火曜日)に盗まれたレイの代替品を作成するために現在懸命にレイ製作に励んでいるという。
2007年に卒業したケア・ピーターズさんは「たくさんの人々が『どうしたら手伝えますか』と集まってきてくれ、カメハメハ・スクールの卒業生ではない方々も手伝ってくれています」と述べている。
手を差し伸べようとする人々は多いのだが、問題は同じ緑色の糸を手に入れることだという。
州内での在庫が限られているため、9日にアメリカ本土から空輸された。
今の問題は、期限までに十分な数を揃えられるかどうかだ。
出演者の保護者であるエレイン・ピーターズさんは「徹夜して、手元にある全ての糸を使ってレイを作ることになります。その作業は今始まったばかりです」と述べている。
2003年の卒業生のリズ・タカモリさんは「友人のところに糸を持っていくところです。友人は警官なのですが、今夜は非番のために手助けを申し出てくれました。私は作り方を教えることにしています。彼は今夜できる限りのレイを作ってくれると言っています」という。
カメハメハ・スクールのソング・コンテストは毎年注目を集めるイベントだが、パンデミックのために3年中止になっており、今年の開催は非常に多くの人々が楽しみにしている。
レイが盗難に遭ったことで、現時点で100人以上のボランティアがレイ作りに参加している。
「このような困難な状況でも、良い方向へ転換することができるのです。どんな時でも方法はあって、助けてくれる仲間がいるのです」とケア・ピーターズさんは述べている。
「ソング・コンテストは全学級が楽しみにしている大きなイベントです。歌を一緒に歌うことでクラスが一つにまとまるのです」とタカモリ氏がいう。
ボランティアの人々は、このような支援でイベントはより特別な意味を持つことになるだろうとしている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.10)