ハワイアン航空は3月7日(月曜日)に現在の高い需要に対応するために、主に北アメリカからのフライトを増便し、数百人の従業員を雇用することを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイアン航空の社長兼CEOであるピーター・イングラム氏はホノルル・スター・アドバタイザーのストリーミング番組「スポットライト・ハワイ」に出演して、中断していたカリフォルニア州オークランドとハワイ島コナとのフライトを再開し、サンフランシスコ〜ホノルル間のフライトを期間限定で1日2便にすると述べた。
オークランド〜コナ間のフライトは2016年夏に中断されていたが、6月15日から9月6日の期間限定で再開される。
サンフランシスコ〜ホノルル間は5月15日から8月1日まで1日2便となる。
夏のピーク時には、カリフォルニア州ベイエリアからハワイに1日平均9便を運行させることになる。
また、ロサンジェルスとマウイ間のフライトも6月11日から8月15日まで毎日直行便を運行することにしているという。
イングラム社長は「オミクロン株の猛威が過ぎ去って以来、北アメリカとハワイを繋ぐフライトに対する需要が非常に伸びていることで、2022年の状況について非常に楽観しています」と述べている。
ハワイと海外を結ぶ国際線が元の状態に戻るのには時間がかかると見られているものの、北米路線についてはパンデミック前よりも良い状態となっているという。
「昨年後半はデルタ株やオミクロン株の感染拡大によって、状況が良くなったかと思えば悪くなるというような状態が続きましたが、現時点では非常に安定した予約が入っています」と述べている。
「夏までには我が社のフライトは元どおりのレベルにまで戻ると考えています」
今後の見通しが明るいことから、同社ではこれから従業員の雇用に力を入れていくという。
「ハワイアン航空では今年100人以上のパイロットと300人ほどの客室乗務員を雇用する予定です。また、メカニックやカスタマー・サービスのポジションもあります。これから成長をしようとしている今、我が社の社員となるのは素晴らしいタイミングです。パンデミックで私たちは非常に苦しい思いを味わいましたが、その時は過ぎ去ってこれからはより強くより良い方向へ前進していくと思います」
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.8)