3月6日(日曜日)、オアフ島では新型コロナウィルス感染に関するひとつの大きな規制が解除された。
レストランやバー、スポーツジムや映画館などの一部施設を利用する際に必要とされていたワクチン接種カードもしくは陰性証明の提示をしなくてもよくなったのだ。
この「セーフ・アクセス・オアフ」プログラムは昨年9月から施行されていた。
月曜日の会見でリック・ブランジャルディ市長は「パンデミックが始まってから2年間待ち望んでいた日です。ホノルル市にはもう緊急命令はありません。私たちは2020年3月4日より前の状態に戻ったのです。様々な規制がありましたが、今はなくなったのです」と述べている。
市長はパンデミックが終わったわけではないことを強調しつつも、これからは前進して「ウィズ・コロナ」の生活となると述べている。
ハワイ島、マウイ島、カウアイ島でもすでにそれぞれの緊急命令を解除しているが、デービッド・イゲ知事による屋内でのマスク着用ルールは解除されていない。
ハワイは全米で唯一、屋内でのマスク着用ルールを解除する計画が発表されていない州となっている。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、アメリカ人口のおよそ90%は危険度が「低」もしくは「中」の地域で暮らしており、マスクを外しても安全だとしている。
先週の70%から大きく改善した。
ハワイ州では、先週の時点でハワイ島だけが危険度が「低」で、それ以外の地域は「中」だったが、3月4日(金曜日)の発表でハワイ州全体が「低危険度(low risk)」となっている。
それでもイゲ知事が屋内でのマスク着用を求めていることについて、様々な意見があるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
カリフォルニア州からのある観光客は「私はいいことだと思います。特に屋内では、みんながマスクをしているので安全だと感じられます」と述べているが、別の観光客は「私はマスクを外しても安全だと思います。マスクをしたい人はすればいいし、したくない人はしなくてもいいと考えています。必須という時期は過ぎて、あとは個人の選択で決めればいいのではないでしょうか」という意見だ。
イゲ知事は屋内でもマスク着用ルールの今後について今月中に判断すると述べている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.7)