コロラド州の5歳の少年が、国際的な高IQ団体「MENSA(メンサ)」に、知能テスト上位1%という高成績で入会したとGrayNewsが伝えている。
5歳のジェイコブ・ヤング君はコロラド州モニュメントに住むミリタリー家族の一員だ。好きなものは飛行機やサメ、深宇宙、タイタニックと、5歳児にとっては特に珍しいものではないが、ジェイコブ君は飛行機がどのように動くのか、どの種類のサメが最も速いのかといった両親でさえも答えるのが難しい質問をよく投げかける。
ヤング夫妻は2018年にモニュメントに引っ越してきた。父親のジョシュアさんは宇宙軍の情報将校であり、母親のレニーさんは元データアナリストだ。「The apple never falls far from the tree.ーーリンゴは木から遠くへは落ちない。(日本語のことわざで「蛙の子は蛙」の意味)」、この親にしてこの子ありだ。
レニーさんは、「彼は私たちと一緒にドキュメンタリーを見る。彼はヒストリーチャンネルが大好きだ。会話は高校や大学の授業でするようなものだが、食卓ではほかの5歳児と変わらない」と語った。
ジェイコブ君が通うキンダーガーデンのアイリーン・フィネガン臨時校長は、「先週、彼のクラスに行ったとき、生徒たちが絵本を書いたり、簡単な文章を書いたり、詳しい話をしたりしているのに気づいた。ジェイコブ君の話題は第二次世界大戦の飛行機についてだった」と語った。
両親は、医者にジェイコブ君のIQと才能の検査を依頼した。レニーさんによると、検査を担当した医師は、「団体を探し始めてはどうか、お勧めの団体を送ります。同じ志を持つ仲間と出会い、学校の外でチャレンジするのにぴったりかもしれない」と言ったという。
世界90カ国に約15万人の会員がいるMENSAには、承認された知能テストで一般人口の上位2%のスコアを取った人だけが入会できる。ジェイコブ君は数時間に及ぶテストを受けた。
レニーさんは、「数週間後、彼が受け入れられたことがわかった。素晴らしいことだし、興奮した」と語った。
常に質問を続けるジェイコブ君は、彼の幼い心を育て続けることを目標とする両親にさえも果敢に疑問を投げかけている。ジョシュアさんは、「私は、彼が私たちに挑戦し続け、私たちの気を引き締め続けてくれることを望んでいる」と語った。
練習用のIQテストはMENSAで受けることができる。
https://www.mensa.org/public/mensa-iq-challenge
画像:stock.adobe.com / Dilok
(日刊サン 2024.3.6)
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