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【ハワイニュース】建築規制がコンドミニアム価格を押し上げ

ハワイ大学経済研究機構(UHERO)が4日(月)に発表した報告書によると、ハワイの建築規制はコンドミニアム開発コストを58%に上昇させ、全米で最も高いものであることがわかったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。UHEROによると、ハワイで約67万ドルで販売される2ベッドルームの新築コンドミニアムの価格のうち、規制コストが387000ドルを占めており、これは「平均的な州」の販売価格の2倍に相当するという。

UHEROは、ハワイの土地、資材、労働力の価格(これも全米で最も高い)に加えて、開発業者は許可を得るために道路、下水道、電気などのインフラ整備の費用を援助する必要があると述べた。

報告書を執筆したUHEROのジャスティン・ティンダル助教授によると、ハワイのインフラ費用の大部分は開発業者が負担し、それが「購入者に転嫁」されるという。

しかし、土地、資材、人件費は、ハワイのコンドミニアムの販売価格を押し上げる最大の要因ではないという。ティンダル助教授は報告書発表後、記者団に対し、「政府の規制のため、新しいコンドミニアムはほとんど建設されていない」と語った。

UHEROの調査は、建築規制がいかにコンドミニアム建設費を押し上げるかについての詳細であり、州議会で現在進行中の、島全体で推定5万戸とされる手頃な価格の住宅の滞留にどう対処するかをめぐる議論、そして昨年88日の山火事で約4000棟の建造物(そのほとんどが住宅)が焼失したマウイ島をどのように再建するかをめぐる議論に追加するものである。

また、建築許可の取得に時間がかかることも問題となっている。UHEROによると、過去5年間の許可待ちの中央日数は400日以上で、ハワイ郡では約14カ月、カウアイ島では18カ月だったという。この遅れは全米の他の地域と比べても異常であるとティンダル助教授は語った。

UHEROの報告書は、「規制障壁を改革または撤廃することは、新規住宅生産に大きく貢献し、最終的には、高い住宅コストが地域の世帯に与える負担を軽減し、州の住宅購入のしやすさを改善する可能性がある」と結論づけている。

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画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2024.3.6)

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