ノースショアで人気のプルメリア農園「リトル・プルメリア・ファーム」で、2日(土)の早朝、大規模な強盗事件が発生し、数万ドルの機材が持ち去られたとKHON2が報じている。
リトル・プルメリア・ファームのオーナーたちは、土曜の朝にすべてがなくなっているのを発見し、ショックを受けた。共同経営者であるクラーク・リトル氏は、「スキッドステアローダーやトレーラー、四輪バギー……すべてが持ち去られ、ホノルル警察(HPD)は幸いにも大きなものは回収できたが、小さなものは失った。チェーンソー、草刈り機などなど、きりがない」と語った。
リトル氏によると、窃盗犯は午前1時15分ごろに防犯カメラを切断しているという。同氏はこの襲撃を「大規模な作戦」と呼び、重機を牽引する能力を持つ複数の人員が関与していると考えている。今回、約20万ドル相当の機材でいっぱいの倉庫コンテナ2つが襲撃され、警察は盗難品のほとんどを回収したが、3万ドルから4万ドルの機材が行方不明になったままだという。
ここ最近、農園や牧場では、不法侵入、窃盗、狩猟など、農業に関連するさまざまな犯罪のターゲットになっている。2月にはマカハの牧場主が自分の土地でハンターのグループと対峙し殺害される事件も発生している。
この事件に対し、ノースショア・ネイバーフッド委員会副委員長のラケル・ヒル氏は、「非常に悔しい。これは、かなり長い間私たちが直面してきていることだ」と述べた。
エイミー・ペルッソ下院議員によると、生産者に対する違法行為はそれがいかなるものであれ、彼らにとって死活問題になりかねないため、島全体の農園や牧場の間で不安が引き起こされているという。同議員は、「盗んだ農作物や機材を売ることができなければ、その見返りはわずかなものになり、リスクを冒すことも少なくなる」と語る。
犯罪者を起訴するための農業法はある。ペルッソ議員によれば、法整備が不十分なのではなく、取締りが不十分なために問題が深刻化しているのだという。「農園や牧場と各市郡レベルの警察機関との関係を改善しなければならない」
ヒル氏もこれに同意し、生産者はより重い罰則を望んでおり、生産者が違反行為から立ち直るためには罰則を強化する必要があると述べた。
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(日刊サン 2024.3.5)