ジョージア州ワーナー・ロビンズに住むアリーシャ・クーパーさんは新しい家に引っ越したばかりで、シングルマザーということもあり、新しい家には防犯カメラ付きの玄関ベルを設置した。
防犯カメラ付き玄関ベルは携帯電話と連動して、玄関に誰かが来ると携帯電話に知らせが送られて玄関の様子が電話画面に映し出され、訪問者を確認できる。
ある日の深夜午前3時に携帯電話に防犯カメラからの知らせが届いた。
「こんな真夜中に誰かが玄関先に来ているなんて、強盗が家に押し入ろうとしているのかと思ってすぐに玄関の様子を携帯でチェックしました」
その画面に映っていたのは牛の群れだったとフォックス・ニュースが伝えている。
乳牛の群れが玄関前をうろうろと歩き回って、一頭が大きな舌で防犯カメラのレンズを舐めているところも映っている。
舌で玄関ベルを押したために防犯カメラが作動したようだ。
「自分の目が信じられませんでした。牛の群れが家の玄関前を歩き回っているなんて」
アリーシャさんの家は新興住宅地にあり、少し離れたところには牧場がある。
「牧場から私の家まで2マイル(およそ3キロ)くらいあります。その間には家が数軒建設中で、周りにはまだ空き地もありますが、牛たちはしばらく近所を歩き回った後に牧場へ戻っていったようでした」
牛がせっかく植えた草花を食べてしまって庭は台無しとなり、数頭はフンを残していったという。
アリーシャさんは、センサーで強い照明が作動するシステムを設置することを検討している。
「牛たちにせっかくの庭をダメにされてしまったので、今度は強いライトがあたるようにしようと思います。突然の強い光で牛が驚いて牧場に帰ってくれることを期待しています」
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.4)
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