来週月曜から70歳以上ワクチン接種予約受付
ハワイ州保健局は、新型コロナウィルスのワクチン接種の対象者を現在の75歳以上から70歳以上の住民に変更し、3月8日(月曜日)から接種の受付を開始すると発表したとKHONが伝えている。
保健局長のリビー・チャー博士によると「迅速にワクチン接種が行なわれるかどうかを確認しながら、できれば数週間後には1Cグループの人々(65歳以上の住民、必要不可欠な分野で働く人、16歳以上で持病のある人)へ拡大していきたいと考えている」
ワクチンは毎週アメリカ本土から空輸されているが、その数は連邦政府によって各州に割り振られている。
現在ハワイへのワクチンは4万回分から67,000回分へと増加しており、さらに1回の接種で済むジョンソン&ジョンソン社製ワクチンが承認されたことでさらに増加すると見られている。
「接種スケジュールが前倒しになることは非常に喜ばしい」とチャー博士は述べている。
70歳以上へのワクチン接種は、全ての医療施設で行なわれていないため、予約の際には70歳以上75歳未満であることを確認した上で、接種が可能かどうか事前に尋ねてほしいということだ。
3月3日には、初めてのジョンソン&ジョンソン社製ワクチンがハワイに到着している。
オアフ島には5,900回分、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島にはそれぞれ2,000回分が到着しており、3月5日には教職員が最初の接種者として予定されている。
今後の接種予定については追って発表されるとしている。
2回の接種が必要なファイザー社とモデルナ社のワクチンでは効果率が95%だが、1回接種のジョンソン&ジョンソン社のワクチンは72%と報告されている。
そのために、健康で持病などがなく、重症化のリスクが低いとされている比較的若い人々にはジョンソン&ジョンソン社のワクチンがむいているという。
ハワイ州内におけるワクチン接種の会場と予約方法はこちらから。
(日刊サン 2021.03.04)
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