3月2日(水曜日)早朝、ワイパフで火事が起こったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている、
午前1時30分ごろ、パライ・ストリートにある1階建住宅で火災が発生した。
11部屋に38人が住んでいたが、火災発生時に家の中にいた76歳男性と55歳男性は外に避難して無事だったという。
2人は煙を吸っていたため現場に駆けつけた消防隊によって処置を受けたが、症状が比較的軽かったために病院に搬送されることはなかった。
しかし、この火事によってペットとして飼われていた犬が1匹死んだ。
この家に住んでいるエンジェル・マポスアさんは次のように語っている。
「夫から1時30分ごろに携帯に電話があって、家が火事になって燃えていると言われました。私はすぐに家に戻ったのですが、家が焼けていました。この目で見ても信じられませんでした。ガレージは炎で包まれていて、全てが燃えていたのです」
エンジェルさんの娘の婚約者は2月にワイパフのホノワイ地区公園で起こった射殺事件で亡くなっており、警察は現在も犯人を追っている。
「悪いことが次々に起こっています。私たち親族が集まって、追悼の意を込めてロウソクの火を灯したばかりです。7年くらい家族同様に親しくしていたので、自分の息子のようでした」
火事は午前2時10分ごろに消し止められて、隣の家にも軽い延焼があったという。
消防隊によると家に設置されていた煙探知機は作動しており、住民に被害がなかったのは警報が鳴ったためだった。
アメリカ赤十字は火災によって家を失った人々に支援を提供している。
火事の原因については現在調査中だ。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.2)