【ハワイニュース】イゲ知事発表「セーフ・トラベル・ハワイ」プログラムは3月25日で終了 屋内でのマスク着用ルールは継続
デービッド・イゲ知事は3月1日(火曜日)に会見を行い、現在施行されている「セーフ・トラベル・ハワイ」プログラムは3月25日をもって期限切れとなり延長しないことを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
これにより、3月26日以降にハワイ州へ到着する訪問者は到着時にワクチン接種証明や陰性結果を提出する必要がなくなったことになり、もし証明を提示できなくても自己隔離の必要はなくなる。
またイゲ知事は、公務員に対して要求していたワクチン接種証明あるいは陰性証明を提出することを要求していた命令も3月25日で撤廃すると述べた。
しかし、知事は屋内におけるマスク着用を必須とするルールについては3月25日以降も継続する意思を表明した。
「ハワイ州衛生局は米国疾病管理予防センター(CDC)からのガイドラインを基に、マスク着用に関しての案件を検討しています。私たちは、新型コロナウィルス感染数と医療施設の状態を常に見守っており、この情報に基づいて今後決定をしていきます」と述べている。
さらに、知事は各島で決定されたプログラムに対する変更の結果を注意深く見守って、CDCのガイドラインを参考にしてハワイ州全体で行われている屋内でのマスク着用ルールの今後について検討するとしている。
知事は「私たちはマスク着用ルールが役立ったことを理解しており、屋内におけるマスク着用ルールを今後も継続していくるもりです。ハワイ州衛生局では、このルールをいつ撤廃すべきかについて科学的検証をもとに決定していきます」と述べている。
「ハワイ州内におけるコロナ感染数は着実に減少しており、入院患者数も減少していますが、パンデミックが終わったわけではありません。悲しいことですが、友人や家族がコロナに感染して苦しい思いをしている状態は続いています。2月には143人の方がコロナ関連で亡くなっているのです」
緊急命令が期限切れとなる3月25日まではハワイ州を訪れる観光客は「セーフ・トラベル・オアフ」プログラムに従う必要がある。
このプログラムが施行されてから、観光客とハワイ州へ戻る住民を合わせて1,100万人以上の人々がこのルールに従ってきているという。
海外からの訪問客については、引き続き連邦政府による要件を満たす必要があるので注意が必要だ。
今後はハワイ州内での臨時ワクチンクリニックの開催は少なくなり、コロナ検査も通常の病院やクリニック、医院などでのみ行われることになっていく。
各島の市長と知事は引き続きワクチン接種と追加接種を推奨することにしている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.2)