公立学校の再開目標は3月22日
新型コロナウィルス感染が拡大して公立学校での対面授業がなくなってからおよそ1年となり、約180日間の対面授業が失われているが、公立学校で毎日の対面授業がもうすぐ再開されるかもしれないとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ハワイ州教育局の発表によると、目標は3月22日、春休み明けすぐを目指しているという。
小学校での毎日の対面授業、中学校と高校ではより多くの生徒が対面授業に参加することを計画している。
現在、子供が対面授業とオンラインでの遠隔授業という混合授業を受けているチュンさんは「春休みの後というのはいいタイミングだと思います」と歓迎している。
ナカヤマさんも「子供たちには学校へ戻ってもらいたいと思います。学校での授業の方が勉強もたくさんできるし、友達と会うことも大切です」という。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、もし学校において別途安全対策をとるならば、6フィートの社会的距離を取らなくても良いという新しいガイドラインを出したばかりだ。
教育委員会でも、「学校によって異なる対応をとることを許可するなどフレキシブルに対応しなければならないが、生徒たちを学校で受け入れる準備はできていると思う」と述べている。
教育局では対面授業と遠隔授業の混合スタイルの選択肢は当面残す方向で、学校においては一部の行動制限が行われることになっているという。
また、学校で働く人々に対しての安全トレーニングや新型コロナウィルス感染者との接触報告の方法、精神衛生サービスなどの計画も立てる予定だとしている。
一方で、教職員の労働組合の代表であるコーリー・ロゼンリー氏は、再開日程についてはまだ合意していないが、教育局と協議するつもりだ」としている。
「教員がワクチン接種を受けてから3、4週間の期間を置いた後、学校に戻るのが良いのではないかと思っている。もし保護者が子供たちにとって毎日の対面授業が安全で、学校に戻らせたいと思うのであれば、我々としてはみんなの希望に応えられるような道を見つける必要があるだろう」
(日刊サン 2021.03.02)
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