次のワクチン接種対象者は70歳以上
現在ハワイ州では75歳以上の高齢者を主な対象としてコロナワクチンの接種を進めているが、3月15日頃には次の対象者として70歳以上の住民を対象としていく準備を進めているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
その数週間後には65歳以上の住民へと移行する予定だ。
ジョッシュ・グリーン副州知事によると、ハワイ州の65歳から74歳の住民はおよそ146,000人で、75歳以上の住民の人数と比べるとかなり少ないため、スムーズに接種が行われるだろうとしている。
保健局の発表では41,350人の75歳以上の高齢者がまだ最初の接種を終了していない状態だという。
ハワイ州では356,843回分の接種が既に行われており、今週中には55,380回分のファイザー社とモデルナ社のワクチンと共に、11,000回分の新しいジョンソン&ジョンソン社製ワクチンがハワイに到着する予定だ。
必要不可欠な分野で働く人々へのワクチン接種も早急に進めなければならない中で、1Cグループ(65歳から74歳の住民)を分けて、まずは70歳以上の住民に進めていくと保健局長のリビー・チャー氏が述べている。
75歳以上の高齢者は20代の若者と比較すると、重症化して入院する可能性が8倍高く、死亡の可能性は186倍高いと言われているが、その75歳以上の高齢者へのワクチン接種が開始されてからおよそ2ヶ月経ち、コロナ感染者の入院患者数は劇的に減少している。
クリスマスから年末年始の直後に一時増加して110人となった入院患者数は、現在では31人まで減少し、死亡者数は439人のまま移行している。
グリーン副州知事は「明らかにワクチン接種の効果が現れている。1回目の接種を受けて免疫力がついた人々がたくさんいることで、ウィルスの拡散を防いでいる。また、マスク着用がハワイ州できちんと行われていることも重要な要素だ」と述べている。
70歳以上の住民はもうすぐワクチン接種の予約をすることが可能となるため、詳細はこちらから。
(日刊サン 2021.03.02)
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