ペルーで、最大で800年前のミイラをフードデリバリーのバッグに入れて持ち歩いていた男性が警察に拘束されたとフォックス・ニュースが伝えている。
この男性は26歳のフリオ・セサル・ベルメホさんで、ミイラを「フアニータ」と名付け、精神的なガールフレンドと呼んでいたという。
「家では、彼女は私の部屋にいて、私と一緒に寝ている。私は彼女の世話をしている」と地元メディアに対して語っている。
ペルー文化省によると、このミイラは実際には男性で、600~800年前にペルー南部のプーノ地方に住んでいた人物であるとしている。なお、ベルメホさんがその事実を知っていたかどうかは明らかにされていない。
ペルーはマチュピチュをはじめとする数多くの遺跡があることで知られているが、アメリカ自然史博物館によると、ペルーでは7000年以上も前からミイラ作りが行われていたという。
なお、ベルメホさんが所持していたミイラは30年前に彼の父親が家に持ち帰ったもので、現在はペルー文化省が保管している。また警察が事件を調査する間、ベルメホさんは警察に勾留されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.1)