マウイ警察(MPD)は、26日(月)午後、カラマ中学校に対して脅迫を行なったとされる13歳の少女を、第一級テロ脅迫の疑いで逮捕したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
事件の発端は、ボールドウィン高校のトイレに描かれた脅迫文だった。脅迫文には、月曜から木曜までの間に「BHS」で銃撃事件が起こると書かれていた(BHSはBaldwin High Schoolの略)。トイレの脅迫文の写真はソーシャルメディアに流れて拡散され、MPDは、同高校で発砲事件が発生する可能性があるとして、周辺での警察官の出動を強化した。
その後、ボールドウィン高校に加えてイアオ学校、カラマ中学校に対しても脅迫が行われていることが判明した。ボールドウィン・ケカウリケ・クラニハコイ・マウイ複合地区のデジリー・サイド教育長は手紙の中で、「学校と生徒に対するすべての脅迫は真剣に受け止められ、直ちに徹底的に調査される。影響を受けた学校はMPDと緊密に協力し、各事件を調査している。現時点では、警察からこれ以上の安全対策についての勧告はない」と述べた。
同日午後3時20分ごろ、カラマ中学校への脅迫に関して13歳の少女が逮捕された。MPDによると、家庭裁判所には捜査のことが通知され、少女は両親への引き渡しが許可された。なお、少女の身元はすぐには公表されなかった。
MPDは、声明にて、「捜査は現在も継続中であり、影響を受けた他のキャンパスについても活動中である。私たちは、学校のキャンパスとその周辺、そして地域全体における警察のプレゼンスの増加が今週いっぱい続くことを地域社会に保証したい」と述べた。
また、KHON2の報道によると、教育局(DOE)はこの事件を受け、保護者に対し、子どもたちの行動の結果について話すよう注意を促しているという。
同局は、「テロ脅迫はAクラスの生徒行動犯罪とみなされ、拘留から退学までの罰則があり、逮捕や重大な刑事責任を問われる可能性もある」と強調した。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.2.28)