【ハワイニュース】ロシアのウクライナ侵攻に対する抗議デモ アラモアナ・ビーチ・パーク
2月27日(日曜日)、アラモアナ・ビーチ・パークには大勢の人々が集まり、ロシアのウクライナ侵攻に対して抗議デモをしたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
「戦争反対(No more war)」「プーチンは去れ(Putin must go)」と声を上げた人々の多くはウクライナや東ヨーロッパからの先祖を持つ人々で、ウクライナの国旗カラーである青色と黄色を身につけており、一般の人々に対してウクライナに対する人道的支援をする団体への支援を求めた。
マキキに住むジョー・ミカロスキーさんは「今回のロシアによるウクライナ侵攻は本当に恐ろしいことです。今後何が起こるか、どれだけエスカレートするか分からないのですから。ロシアが何を考えているかなんて分かりません」と述べている。
ワイアナエに住むルリア・カリアーさんはウクライナのハリコフ市で育っており、家族が住んでいる街ではまさにウクライナの人々がロシア軍と戦っているという。
「ロシア国境から30マイルしか離れていないところです。家族は避難できていません。家は無事で電気とインターネットがまだつながっているので、連絡が取れました」
抗議活動に参加した多くの人々はプーチン大統領が核兵器を使用する可能性があることを懸念している。
「核兵器という言葉を聞くなんて、心が痛みます。私たちは2022年に生きているのです。世界が進むべき方向は核ではありません。核に対しては強い反対をする必要があります」とアラモアナに住むホリア・ヴァルプさんは訴えている。
アメリカと同盟国は共にロシアに対する経済制裁を発令しており、EUは全てのロシアの飛行機の領内飛行を禁止し、ウクライナに対する武器供与を支援することにしている。
ハワイにおけるウクライナ人コミュニティーの人々の中には経済制裁だけでは十分ではないという声も上がっている。
抗議デモを主宰したエレナ・ラウドさんは「ウクライナに対する軍事支援が必要です。どんどん人々が死んでいくのです。ウクライナ人もロシア人も死んでいくのです。このような状況を終わらせるために世界中が声を上げなければいけません」
ミリラニに住むスビタラナ・イヴァシュキさんは「経済制裁は良いことで、発令に対してはありがたいと思いますが、十分ではありません。私たちの(ウクライナ)大統領が言うように、戦うための弾薬が必要です」
これに対しては、反対の声もある。
「ウクライナ侵攻は多国間戦争へとエスカレートされるべきでしょうか?それが正しいのかどうかわかりません。私は、ウクライナの人々が必死に自国を守るために戦って、世界がプーチンに圧力をかけて、ロシアが侵攻を止めることを願っています」
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.28)