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【ハワイニュース】インフルエンザ 患者数は多いが救急搬送は減少

ハワイでは依然としてインフルエンザが流行しているが、入院者数は減少しているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。

州保健局(DOH)の2月初旬のデータによると、外来患者の3.7%がインフルエンザのような症状を持っており、季節平均よりも高い数字となっている。専門家によると、1月より数値は下がったものの、発熱、痛み、呼吸困難を訴える人が、小学生から高齢者にわたり、再び増えているという。

ワイアナエ・コースト総合ヘルスセンターの感染管理ディレクターであるジェイコブ・シェイファー氏は、「まだ緊急レベルには達していないが、少なくともパンデミック以降で最悪のインフルエンザ・シーズンであることは確かだ」と述べている。

一方、DOHによると、先週の時点で、救急外来(ER)受診者に占めるインフルエンザ患者の割合は1.8%で、1月初めの4.2%から急激に減少している。

インフルエンザは、季節ごとにA型とB型の組み合わせが流行する。シェイファー氏によると、通常、最初にAが発生し、その後Bのピークが来るが、現在は両方が流行しており、それが数値が高い理由のひとつである可能性があるという。

また、自分や知り合いがワクチンを接種したにもかかわらず、インフルエンザにかかったとしても、驚くことではない。ジョン・A・バーンズ医科大学の暫定学部長であるリー・ブエンコンセホ=ラム医師は、「これらのワクチンはすべて、最も重篤な疾患を減らし、入院や死亡を防ぐためのものだ。かなり体調が悪くなるだろうが、入院はしない、つまり、ワクチンが効いたということだ」と説明した。CDCによると、今年のインフルエンザ・ワクチンの効果は約50%だという。

小児科医のゲーリー・デラクルス医師は、インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌の検査をすることで、より良い治療を提供できると述べている。また、「春になってもインフルエンザの患者を見かけるので、少なくとも今年の前半はまだ流行が続くだろう」とし、春休みの旅行や集まりを目前に控え、インフルエンザの予防接種も多く行っていると語った。

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画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2024.2.27)

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