19日(日)夜、ある事故処理にあたった警官が、交通整理のため、緊急ライトを点灯した警察車両から降りた際、そこに突っ込んできた車と駐車車両との間に挟まれて瀕死の重傷を負うという事故が起こった。
この事故を受け、一般ドライバーに対し「ムーブオーバー法(Move Over Law:緊急車両には道を譲るとした法律)」への注意と自覚を求める声が高まっているとKHON2が伝えている。
当局は記者会見を開き、レッカー車、フリーウェイ・サービス・パトロール、救急車、消防車、警察車両などが緊急ライトを点灯して走行している際、一般ドライバーは「ムーブオーバー法」を遵守し、道を譲る必要があると注意を呼びかけた。
運輸局のエド・スニッフェン局長は、「警察や救急隊は、事故現場などに臨場する際、大きな危険の中にいる。車外での作業時には、保護するものが何もない状態で道路に立っている。一般車がその脇を通過する際には、十分な注意を払わなければならない」と述べている。
ホノルル警察交通課のステイソン・タナカ氏も次のように語っている。
「可能なら、緊急車両から2車線分離れて車を寄せ、道を譲る。安全に移動できないのであれば、減速することが法律で定められている」
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.24)