ハワイ州教育局が今年の公立学校における卒業式のルールを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

人々が会場に集まって行う形式の通常の式典は許可されたものの、新型コロナウィルス感染抑止のために、すでに施行されている州や市による社会的集まりのルール以外にも追加のルールが発表された。

教育局の暫定局長であるキース・ハヤシ氏は「ハワイ州において、高校の卒業式は生徒だけでなくその家族にとっても非常に大きな意味を持っています。過去2年間、通常の卒業式が行われなかったことは非常に残念なことであったと思います。私たちは、今年みなさんが待ち望んでいた卒業式を行うことができるようになったことを喜ばしく思いますが、最も大切なのは生徒の皆さんとスタッフの健康と安全を守ることであり、そのためにはいつくかのルールが必要です」と述べている。

卒業証書授与式は会場のステージに上がって行われることになっており、各学校の日程や詳細については4月に発表されるが、今後の感染状況の変化によって変更される可能性がある。

今回教育局が発表したガイダンスの主なルールは次のとおり。

• ●生徒の参加については任意とする。対面式のイベントに参加したくない、もしくは、集まる人数を少なくすることに協力したいという生徒のために、各学校はバーチャルによる卒業式という選択を提供する。
• ●卒業式の会場は屋外、もしくは、適正な換気、扇風機、フィルターシステムがある屋内会場でなければならない。
• ●卒業式に参加する人々はワクチン接種証明、もしくは、式典前48時間以内の陰性証明を提示しなければならない。
• ●式に参加することができる家族の人数は前もって通知される。許可される人数は会場の収容人数によって学校によって異なる。決められた人数以上の家族の参加は許可されない。
• ●マスクは常に着用しなければならない。

ハヤシ暫定局長は「このガイダンスは、新型コロナウィルスの感染状況を見守りつつ、卒業生とその家族が大切な機会を共に分かち合うために、各学校が柔軟に対応できるようにしたものです。式典の計画は、卒業を祝うと共にウィルスの拡大を防ぐことのバランスを考えて行われなくてはいけません」と述べている。

卒業式に関するガイダンスの全てはこちらを参照。