マウイ島では今までレストランやバー・スポーツジムなどを利用するためにはワクチン接種証明もしくは陰性証明の提示が必須とされていたが、2月21日(月曜日)にマイケル・ヴィクトリーノ市長によってこの規制は撤廃された。
その効果はすぐに現れているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ワイルクにある「バンブー・グリル」レストランでは、規制撤廃後にすぐ客数が増加して繁盛しているという。
長年同レストランでウェイトレスをしているデジレイ・マラさんは「素晴らしいです。本当に忙しくなりました。常連のお客様も戻ってきて、新しい人々もきてくれるようになって嬉しく思っています。しばらく来てくれなかった家族がみんな戻ってきてくれて、規制撤廃は明らかにレストランに大きな変化をもたらしました」と述べている。
パウクカロに住むカワア一家は、今回の市長の決定について「本当に素晴らしい」と感想を述べている。
「今まで規制があったことで、家族がみんな揃ってレストランで食事をするのが非常に困難でした。ハワイに住む人間にとって、家族が揃って食事をするのが当たり前です。そうでしょ?家族なんだから。今回の規制撤廃は私たちが本当に待ち望んでいたものです。」
ヴィクトリーノ市長は新型コロナウィルス感染数が急激に減少したことで今回の規制撤廃を決定したと述べている。
しかし、さらなる規制撤廃を望む声も上がっている。
ワイルクにあるバーのマネージャーであるボビー・セデノさんは屋内でのマスク着用必須ルールの撤廃を望んでいる。
デービッド・イゲ知事はハワイ州内における屋内でのマスク着用ルールを撤廃する計画について、現時点でまだ何も発表していない。
この緊急命令は(知事がさらなる延長をしない限り)3月25日に期限切れとなる予定だ。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.24)