住宅の改修に関する人気のテレビ番組「トゥデイズ・ホームオーナー（Today’s Homeowner）」の最新調査によると、アメリカの住宅所有者のうち、82％が家の中に修理が必要なものが少なくとも1つあり、そのうちの60％が修理する経済的余裕がないことがわかったとInvestigateTVが伝えている。

トゥデイズ・ホームオーナーの調査チームの一員であるヘイリー・ネフ氏によると、多くの住宅所有者が重要な家の修理を6カ月以上も先延ばしにしており、28％は、先に返済しなければならない借金があるため、家の修繕を遅らせていると答えた。また、緊急に修理が必要な場合、21％がクレジットカード、13％が貯蓄、13％が個人ローンを利用するという。

もし必要な修理に直面していても、すぐに業者を決めないほうが良いかもしれない。ネフ氏は、便利屋、配管工、電気技師などを選ぶ際にはしっかりと評判を調べ、複数の見積もりを取るなどし、契約には用心深くなるべきだとアドバイスしている。「人生で信頼できる人から個人的な推薦を得られるなら、私はいつも父に尋ねる。そして、いくつかの異なる選択肢を探し回ることを恐れてはいけない。緊急でないなら、待つ余裕があるなら、数社から見積もりを取ることだ」

この調査では、住宅所有者の31％が、家の緊急事態に備えて1000ドル以下の貯蓄しかしていないことがわかった。ネフ氏は、不測の事態に備えて貯蓄を積み立てておくことが重要だとし、毎月25ドルでも50ドルでも積み立てることで、将来に大きな違いをもたらすことができると述べている。