ホノルル市議会議員らが歩行者のための新しい安全対策を発表したとKHON2が伝えている。
マッキンリー高校への登校途中、横断歩道を渡っていたサラ・ヤラさんが突っ込んできたトラックにはねられて死亡するという痛ましい事故が先週15日に起こったばかりだが、市議会議長スコット・サイキ氏とリック・ブランジャルディ市長および関係者がマッキンリー高校を訪問し、州運輸局が今後30日間に歩行者保護のためにいくつかの安全対策を行うと説明した。
事故が発生したのはカピオラニ・ブルバードとカマケエ・ストリートの交差点で、スピードを出していたトラックが信号を無視してサラさん姉妹をひき逃げした。
容疑者は翌日に自首したが、警察はさらなる捜査が必要であるとし、釈放している。
容疑者がまだ普段の生活を続けていることに納得できずにいるサラさんの母親は、それでも、ネガティブなことを考えないようにしていると話す。
「娘はそんなことを望んではいないと思う。私にこの状況の中で何ができるかと、前向きに考えてほしがっているはずです。サラの身に起こったことで多くの人が怒りを感じてくれているのを知っています。私が憤る必要はありません」
新たな安全対策として、盛り上がった(段差のある)横断歩道が、キング・ストリートおよびカピオラニ・ブルバードとペンサコラ・ストリート、それぞれの交差点に設置される。
また、事故現場のカマケエ・ストリートとカピオラニ・ブルバードとの交差点には、盛り上がった横断歩道と防犯カメラが設置され、また、左折用信号を設置するかどうかの調査が行われることになっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.23)