観光客がマスクをしていない
新型コロナウィルス感染が始まって以来初めて、2月22日のマウイ島における新規感染数がオアフ島を上回った。
オアフ島21件に対し、マウイ島は28件だ。
過去3日間でマウイ島を訪れた観光客は9,503人で、オアフ島を訪れた観光客数よりもおよそ2,000人多い状況で、マウイ島の一部の住民は押し寄せる観光客に対して不満を抱いているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
専門家によると、新型コロナウィルスの感染は観光客によるものではなく主に地元住民同士で広がっているというが、それでもマスクをしていない観光客が大勢で集まっているのを見ると地元住民の中には不満を感じている人もいる。
クリス・ミヤケさんは「私たち地元の人間は、再開計画の中でまだ規制を受けている状態だというのに、観光客はマスクをしないで大勢で集まっている。観光客は集まって楽しんでいるのに、私たちは規制を受けるなんて、ハワイ政府は地元の人間より観光客の方を大事にしているとしか思えない」という。
娘のトリニティーさんは「私たち高校生は一生に一度のプロムや卒業式もできないのに、観光客はパーティをしている」と憤る。
ミヤケさんは観光客がマスクをしないで大勢で集まっている場面をビデオにとってソーシャルメディアに投稿したところ、多くの人々の目に止まった。
マウイ島市長のマイク・ヴィットリーノ氏は、この場所が撮影された場所には24時間の営業停止の警告も含めて、なんらかの対応を検討中だという。
マスク着用と人々の集まりは5人まで(2月23日時点)というルールは観光客にも適用されるため、違反を見つけたら警察に連絡してほしいという。
(日刊サン 2021.2.23)
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