ハワイには、素晴らしい景色、人里離れたところにある滝、見渡す限りの砂浜がいたるところにあり、トレイルを登った頂上では360度の絶景を楽しめる場所も多く存在する。
しかし、ハイキングに出かける際には、救助活動の世話にならないために注意すべき重要な点があるとKHON2が伝えている。
ハワイは年間を通して温暖な気候に恵まれているものの、洪水を起こすような嵐に襲われることも度々ある。
ハワイ旅行を予約する前に、旅程中のハワイの天気をチェックをする観光客は多くはないだろう。
マノアの滝やココ・ヘッド・クレーターなどのトレイルでのハイキングは人気があるが、安全な天候かどうかを確認し、事前に代替案を用意しておくのが賢明だという。
ホノルル市救急医療サービスのシェーン・エンライト氏は、「雨のときには強風が吹く場合も多く、危険な要素となる。大雨の後は地面がぬかるんでいるため、足元が非常に滑りやすくなり、岩や土砂が崩れやすくもなっている。また、木の枝が落ちてくることもある。
悪天候時には救助要請が増える傾向がある。ワイキキのビーチで天気が悪くなくても、山間部では天気が変わっている場合もある。天候が主な要因となるような負傷は防ぐことができる。悪天候でのハイキングは避けるべきだろう」と述べている。
ハワイ州土地自然資源局(DLNR)では、ハイキングの際には以下に注意するよう呼びかけている。
- トレイルから脇にそれない。
- 複数人で出かけて一緒に行動する。
- リスクを避ける。
- 天気をチェックする。
- 時間に気を付ける。
- もし緊急事態となった場合には911に通報する。
- 目につくように工夫する。
- 音を立てて居場所を知らせる。
- 落ち着いて行動し、パニックにならない。
- 体温を保つようにする。
山頂や尾根沿いで天気が悪い場合には、突然麓の川の水位が上がることがあるため、十分な注意が必要だ。
また、水位が上がっている川は、流れが強くなっているため特に危険だという。
下記のDLNRのウェブサイトにはハイキングに役立つ情報が掲載されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.21)