警察官が不足
ホノルル警察では、現在必要な警察官数に対して15%の人員不足で、採用過程のスピードアップを図っているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ホノルル警察は2,143人の警察官を擁護することが許可されているが、2月8日の時点では324人少ない1,819人が働いており、数年もの間ずっと警察官の人員不足の状態が続いている。
スーザン・バラード署長の5年計画では、質の高い警察官の雇用維持と新たな採用を重要項目として挙げている。
そのため2017年には新しい警察官を採用するのに14ヶ月かかっていたが、2020年には短縮されて5ヶ月となっている。
また、毎年3回行われていた採用回数を昨年には4回と増やしている。
質の高い警察官の採用を目指しているものの、応募者の過去の履歴調査は必須なので、そこで引っかかる応募者が多いのが問題だと副署長のアーロン・タカサキ・ヤング氏は述べている。
「応募してくる人は多いのですが、警察官としての責任を持ち、時には命の危険に晒される場合に対応できるプロ意識と誠実さ、成熟度を兼ね備えた人を見つけるのは至難の技です」
また、採用後に6カ月間警察学校での訓練が始まるとすぐ辞めてしまう人がいるのも問題だ。
タカサキ・ヤング副署長は、採用時に体力トレーニングがどのようなものか、また、どういう研修を受けるのかという模擬プログラムを事前に開催することを対応策として考えているという。
ホノルル市議会によって先月新しい公安委員長に任命されたキャリー・オキナガ氏は、バラード署長と警察官不足の進捗状況について話し合いたいとしている。
警察官が不足しているということは、その不足を補うために時間外労働を強いられている可能性もあり、また警察官の給与が離職率と関係しているのかについても知りたいと述べている。
写真:Christian Mueller _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.2.18)
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