15日(水)の朝、カピオラニ・ブルバードとカマケエ・ストリートの交差点で、通学途中にピックアップ・トラックにはねられてマッキンリー高校に通うサラ・ヤラさん(16)が亡くなった事件の続報をKHON2が伝えている。
警察の捜査では、トラックの運転手はかなりのスピードを出しており、赤信号を無視して交差点に侵入、横断歩道を渡っていた2人の高校生をひき、そのまま逃走したという。
トラックはすぐ近くに乗り捨てられているのが発見されており、警察は運転手を追跡していたが、16日(木)に容疑者が警察に自首してきたという。
サラさんは横断歩道を渡りきる少し手前でひかれている。
サラさんとフォービーさんは双子の姉妹で、いつも一緒に登校していたという。
サラさんは死亡、負傷したフォービーさんは入院している。
フォービーさんは、「トラックが止まると思っていたのですが、突っ込んできました。私が振り向くと、トラックがサラにぶつかって、サラは宙を飛び、地面に落ちたのです」と語っている。
ホノルル市検察のスティーブ・アルム検事は、この容疑者を過失致死ではなく、殺意のない殺人(manslaughter)として起訴する可能性について次のように述べている。
「殺意のない殺人罪となれば、20年の実刑判決を受けることになるだろう。検察は現在、ホノルル警察とともに捜査を進めている」
サラさんの家族は悲しみに暮れており、祖母のアレジャンドラ・サニアタンさんは、「昨夜は眠れませんでした。孫の代わりに私が事故に遭って死んであげたかった」と述べ、母親のシェビーさんは、「サラはもう戻ってきません。であれば、次に考えるべきは、スクールゾーンでのスピード違反を防止し、地域社会をよりよくすることだと思っています」とコメントしている。
ホノルル市は、「こういった交通事故は決して起こるべきではない。特に通学途中の若者が巻き込まれるようなことはあってはならない。市運輸サービス局では、歩行者の安全のために最も効果的で、かつ適切な防止策を検討していく」と声明を発表した。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.17)