アラワイ・ゴルフコースはオアフ島の公営ゴルフ場として長い間親しまれているが、ホノルル市がハワイ州ジュニア・ゴルフ協会/ファースト・ティー・ハワイ(Hawaii State Junior Golf Association/First Tee Hawaii : HSJGA/FTH)と提携を結び、新しく「アラワイ・ゴルフ・センター」として生まれ変わることになっている。
HSJGA/FTHが練習場、併設されるショート・ゲームのエリアやパット練習場の運営に携わることになっており、プロショップの運営と商品開発・マーケティングも行うという。
新しく生まれ変わった「アラワイ・ゴルフ・センター」のオープンは3月4日に決定したとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
この計画の実現に当初から携わってきたのは、ハワイのゴルフ殿堂入りを果たしている地元ゴルファーで、ゴルフ・チャンネルのアナリストでもあるマーク・ロルフィン氏だ。
「今回アラワイ・ゴルフコースが生まれ変わることは、ハワイ州のゴルフにとって大きな変化をもたらすと信じています」と述べている。
新しいセンターを運営することになるHSJGA/FTHのクリス・ノダ氏は「ホノルル市との提携は素晴らしいパートナーシップであり、素晴らしい機会でした。新しいセンターからの収益はハワイの子供達に還元されます」とコメントしている。
アラワイ・ゴルフコースは最盛期には1年に22万回コースが利用されたが、最近では半分近くまで利用が落ち込んでいた。
公営コースとして価格が比較的安価であることと練習場がほとんど利用されていなかったことなどから、練習場を改良すれば大きな収入が得られるだろうということで今回の計画の実現となった。
収益はHSJGA/FTHとホノルル市が分け合うことになっている。
今回の計画にはホノルル市のリック・ブランジャルディ市長も全面的に支援していた。
新しいセンターでは夏の間ライブミュージックや夜のイベントも開催され、子供から大人まで楽しめるマルチ・エンターテイメント施設となる。
練習場の芝生の状態も良くなって散水システムも整備され、ボールも新しくなり、ゴルフ規則を学ぶクラスも屋内施設で開設されるという。
5歳から17歳までの子供達に対するプログラムも行われる予定だ。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.17)