【ハワイニュース】本土各地で規制緩和 ハワイ公立学校はマスク着用ルールを当面維持する予定
アメリカ本土の各地の学校はマスク着用必須のルールを解除する方向で進んでおり、生徒児童たちはすでにマスクをしなくてもよくなってきているが、ハワイ州教育局では、マスク着用ルールを変更する計画は当面ないとしている。
教育局は、米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに沿ったハワイ州衛生局の方針に従うと発表している。
そのやり方に対して保護者たちは概ね賛成しているようだとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
2月16日(水曜日)カハラ小学校でのインタビューでは、複数の保護者たちがマスク着用を続けてほしいと述べている。
保護者の1人であるウェイ・ファングさんは「マスクを着用するのに慣れましたし、そのほうが安全だと思います」とコメントし、モハメッド・ドマさんは「CDCがマスクをしなくても大丈夫だというのであれば、学校でマスクをしなくても構いません。ほとんどの生徒はワクチン接種をすでに受けていますから」と述べている。
8年生を受け持っている教師のシャーリー・ヤマウチさんは「私は呼吸器系の疾患があるので、
マスク着用を続けます。でも状況はみんなそれぞれ違いますから」と答えている。
イオラニ・スクールでは2月14日(月曜日)から一部の学年で屋外でのマスク着用必須ルールを廃止して、選択制とした。
学校で毎週行っている検査で感染がほとんどなくなってきていることから決断を下したという。
ティム・コトレル校長は「このまま陽性結果がほとんどゼロの状態が続くのであれば、数週間以内にはさらにマスク着用必須ルールを緩和して、学校全体としてマスク着用について選択制とする予定です」と発表した。
一方、疫病学者のデウルフ・ミラー氏は、屋外でのマスク着用を選択制とするのは問題ないが、教室内でマスクをしないのは危険だという見解を示している。
「コロナウィルスは他の呼吸器系ウィルスと同様に若年層でも感染力が高いので、子供たちの安全を考えるならマスクを着用するべきだと思います」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.17)