床下でクマが冬眠していた
テネシー州でガス漏れの通報があり、駆けつけたガス会社職員が床下で見つけたのは、冬眠していた大きなクマだったとフォックスニュースが伝えている。
場所は野生クマが出没することで観光地として知られるガトリンバーグで、ある家のオーナーがガスの匂いに気がついてガス漏れの通報をした。
職員が潜ってみたところガスが充満した床下に大きなクマが冬眠していたという。
どうもクマが床下に入り込んだときにガス管にぶつかってガス漏れが発生したとみられているが、クマがいるのにガス管修理はできないため、翌日に野生動物保護局の職員がクマを何とか床下から追い出したところ、そこには3匹の赤ちゃんクマが残されていた。
お母さんクマは冬の寒さでも生き延びることができるかもしれないが、赤ちゃんクマには不可能だ。
そこで3匹の赤ちゃんクマはテネシー大学の獣医学科に連れて行き、検査をしたところ健康だという。
現在3匹は野生クマの保護活動をしているアパラチアン・ベアー・レスキューという団体に保護されて暮らしている。
おそらくもう2度とお母さんクマに再開することはないだろうが、野生のメスのクマによって養母として面倒を見てもらえるのがベストだ。
団体では、今年に入って子グマを産んで健康なメスのクマを探すためにGPSを利用してメスのクマの居場所を確認する作業を続けているという。
(日刊サン 2021.02.17)
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