ハワイ州、第3段階へ移行も間近か
ハワイ州では新型コロナウィルス感染の経済再開計画を昨年5月発表し、1日における新規の感染患者数と陽性率を元に4段階に分類している。
一番厳しかった第1段階のロックダウンから現在の第2段階に移行したのは昨年10月22日だが、ここ最近の新規感染患者数が順調に減少している。
保健局の2月16日の発表によると、最近7日間の平均数値は37で平均陽性率は1.2%ということだ。
もし17日の数値が極端に上昇せず、かつ、もう1週間このような数値を維持することができれば第3段階へ移行できるということになるとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている
7日間の平均新規感染患者数が20件から49件、平均陽性率が1%から2.49%という数値が2週間連続して達成できれば第3段階へ移行することができる。
第3段階へ移行できると、現在5人までの集まりは10人まで緩和され、小売店での収容人数も100%まで可能となる。
段階別に何が可能になるのかの詳細はこちらから。
一方、アメリカ本土での強烈な寒波襲来によってすでに20人がなくなっているが、この影響はハワイへのワクチンの輸送にも影響を及ぼしている。
保健局によると16日に到着する予定だったワクチンのうち、実際に到着したのはファイザー社製ワクチン9,750回分のみで、モデルナ社製ワクチン14,200回分は到着していないという。
ワクチン接種の予定はすべて連邦政府から送られる予定のワクチンの数量によって決まっているため、接種予約をした人々の一部は変更を迫られているという。
いずれにせよ数値が順調に減少して第3段階に移行できるよう、後1週間さらに感染に注意をしていく必要がある。
(日刊サン 2021.2.17)
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