2021年のメリー・モナーク 無観客開催
新型コロナウィルス感染拡大予防のために昨年のメリー・モナークは開催がキャンセルされたが、今年はどうなるのかをKHONが伝えている。
昨年3月に開催される予定だった第57回のフェスティバルは開催数週間前にキャンセルとなった。
ハラウや関連企業そして世界中のファンにとって大きな打撃となったが、今年は開催が予定されている。
しかし安全性の確保という面から今までの大会とは違ってくるという。
フラとハワイアン文化の継承という観点から2年続けての開催中止は避けたいという意見が大きく、大会責任者であるルアナ・カヴェル氏によると、今年のメリー・モナーク・フェスティバルは6月最終週に開催が予定されているという。
「我々はハワイ州の医師や医療関係機関と連携し、安全対策について検討してきています。安全が一番重要なことなので」
パレードや、パフォーマンス、クラフト・フェアなどについては安全性の面から今年は行われない。
競技会については、音楽は事前に録音されたものを使用し、テレビのライブ放映も行われない。
賞の授与式はバーチャルで行われることになる。
以前は28のハラウが参加していたが、今年は15のハラウのみとなり、ダンサーの数も通常は35人が最大数だったが、今年は半分以下の15人となる。
無観客開催で、ダンサーと審判のみで行われるという。
参加者はハワイ島に到着前と到着3日後に感染検査を受ける必要があり、1人でも陽性反応がでた場合にはそのグループは参加できないことになる。
また、参加者はグループ全体の隔離が必須とされ、ハワイ島での滞在中、ハラウ以外の人との接触は許可されない。
クラフトフェアについては開催されないものの、このメリー・モナーク・フェスティバルでのビジネスを主な収入源としているベンダーたちのためにも何らかの手立てを講じる必要があるとして、検討しているという。
(日刊サン 2021.2.17)
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