【ハワイニュース】オートバイを運転する人々にとってホノルルは全米でワースト15位
個人事故を専門とするオサリバン弁護士事務所による調査結果によると、ホノルルはオートバイを運転する人々にとって全米でワースト15位にランクされていることがわかったとKHONが伝えている。
ホノルルでは人口10万人に対して27件のオートバイ事故が起こっており、94人の命が失われているという。
調査は2000年から2019年までに起こったオートバイ事故を対象としており、事故が起こった時刻や、事故の深刻度、事故にあったオートバイ運転手に問題があったかどうかを比較して各都市をランキングしている。
死亡につながる深刻な事故が最も起こりやすいのは深夜で、昼12時ごろ、午後5時ごろにも多発しているという。
オートバイを運転して事故に遭った人々のうちおよそ3分の1から、事故当時に(法定許可範囲内外の量を問わない)いくらかのアルコールが検出されていることも判明しており、この数値は他のタイプの車両の運転手が事故に遭った場合よりも高くなっている。
事故で死亡したオートバイ運転手のうち42%はヘルメットを着用しておらず、ヘルメットを着用しない人は、着用した人よりも死亡する可能性が高くなっている。
オートバイの死亡事故の原因の36%はスピードが原因で、事故にあったオートバイ運転手のうち26%が事故当時に運転免許を持っていなかったこともわかったという。
オートバイを運転する人々が事故に遭わないようにするためには次のようなアドバイスが挙げられている。
- オートバイを運転するとき(特に夜間)には、遠目からでもわかるような反射性のあるもの(ヘルメット・ジャケット・ベスト・手袋)を身に着ける。
- 他の車両の死角となる位置での運転を避ける。
- オートバイにLEDライトなどの光を装着する。
オートバイの側を運転する他の車両運転手が気をつけることは次のとおり。
- 路上ではオートバイとの距離を十分にとって運転する。
- オートバイを追い抜くときには、オートバイ側に十分なスペースを与える。
- 交差点で左折するとき、車線変更をするときにはオートバイに特別な注意を払う。
この調査結果(英語)についての詳細はこちらから。
シェアする
写真:Shutterstock
(日刊サン 2022.2.16)