新型コロナウィルス感染件数と入院者数が減少を続けている中で、ジョッシュ・グリーン副州知事は数週間以内に規制が緩和されることを期待しているという見解を示したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
2月14日(月曜日)に放送された同社のストリーム番組「スポットライト・ハワイ」でのインタビューでグリーン副知事は、オミクロン株が猛威を奮っていた1月21日に58,521件だった新規感染者数が80%も減少しており、コロナに感染している入院患者数もピーク時から50%以上減少していると述べた。
「これらの数値から、私たちが長い間待ちわびてきたノーマルな生活にもうすぐ戻ることができるだろうと考えています」
次の知事選への出馬を正式表明しているグリーン副知事は、連邦政府からの助成金や州兵による支援も3月中旬から4月に終了することになっていることから、ハワイ州での今後の規制緩和としてまず「セーフ・トラベル・ハワイ」プログラムを3月中旬に終了することを推奨している。
カリフォルニア州、オレゴン州、イリノイ州でもマスク着用などを含めた規制緩和が今月から来月にかけて行われることになっている。
「人々は暮らしていかなければいけないのです。ロックダウン(都市封鎖)や規制の結果、経済活動は大きな打撃を受けました。人々は家賃や子供の学校の費用が払えなくなり、バレンタインデーにカードやチョコレートを買うことができないような状況に陥りました。それによって鬱になり、孤独から薬物中毒になったりしています」
現在7日間の平均感染数は608件で、14日前から67%の減少している。
オミクロン株のピーク時には401人だった入院患者の感染者数も188人と53%減となっている。
ワクチン接種を終了した人数はハワイ人口の75.5%となり、36.5%が追加接種を受けている。
イゲ知事はスター・アドバタイザーからの質問に対して「『セーフ・トラベル・ハワイ』プログラムを今後どうするかについて衛生局と協議しています。現時点では終了の日程はまだ決定していません」と回答している。
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写真:Shutterstock
(日刊サン 2022.2.15)