チャイナタウン周辺で犯罪が多発している。
最近では、カルチュアル・プラザの中にある店舗に銃を持った男性が押し入り、レジの中にあった売上金を奪うという事件が起こったばかりで、ホノルル警察が犯人を追っている。
チャイナタウンのコミュニティーでは、窓を割るような犯罪から財布のひったくりや強盗まで様々な犯罪が急激に増加していると懸念が広がっているとKHONが伝えている。
チャイナタウン・ビジネス・アンド・コミュニティ・アソシエーションでは、今回の強盗事件は最近多発している犯罪のひとつに過ぎないと、メンバーであるチュー・ラン・シュバート・ウォクさんは次のように述べている。
「この周辺では、1日に数件のひったくり事件が起こっています。周囲に気を配っていない人をターゲットにして、後ろからつけて、財布をひったくります。(強盗事件については)犯人たちは大胆です。店舗の中に人々がいてもレジから金を奪って逃げていくのです」
レイ・ショップを営んでいるニック・リーさんは「最近犯罪が増えています。窓ガラスを割られたりするのですが、窓ガラスの修理はすぐにはできないので困っています。アロハ・グラフィックスの店主のマークは、自分の店の窓ガラスを割っていた犯人を捕まえたと言っていました」と述べている。
ホノルル警察によると、チャイナタウン周辺で先週起こった事件は、押し入り強盗事件が2件、相手を脅して金品を奪う強盗事件が3件、ひったくりを含む窃盗事件は22件も起こっているという。
チャイナタウン周辺での犯罪が多発している問題に対して、ホノルル市議会とリック・ブランジャルディ市長が警察としてどのような対応をしているのかについて質問したところ、ホノルル警察の暫定署長であるレード・ヴァニック氏は、警察として市のIT担当局と協力して、チャイナタウン周辺の防犯カメラを、壊れているものを新しいものと取り替えると同時にアップグレードしていくとしている。
また、警官が徒歩でのパトロールを強化していくと書面で回答している。
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写真:日刊サンハワイ
(日刊サン 2022.2.15)