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【世界のこぼれ話】伝統的なパンケーキレースが開催 英

イギリスの田舎町で、13日(火)、何世紀も続くパンケーキ・レースが開催されたとAP通信が伝えている。

ロンドンの北西約60マイル(100キロ)に位置するバッキンガムシャーのオルニーに、おそろいのチェック柄のエプロン、ヘッドスカーフ、虹色のランニングシューズを身につけた女性たちが集まった。肩を組み、つま先を上げ、スクワットをしてから、フライパンを手にスタートラインに立つ。そしてスタートの合図とともに、女性たちはパンケーキを落とさないよう、415ヤード(380メートル)を疾走する。なお、ランナーはスタートとゴールでパンケーキをひっくり返す決まりだ。

このレースは、毎年、キリスト教では復活祭の前に悔い改めと犠牲を捧げる期間である四旬節が始まる前日の「シュローブ・チューズデー(告解火曜日)」に行われている。1445年、とある主婦がシュローブ・チューズデーの礼拝があることを忘れてパンケーキを焼いていたところ、教会の鐘の音を聞き、フライパンを持って教会まで走ったことから由来しており、レースのルートもこの主婦が走った経路を大まかになぞるものとなっている。

今ではこのパンケーキ・レースは、オルニーだけでなく、イギリス全土、そしてカンザス州のリベラルという町でも行われている。

今年のレースは過去最高の接戦となったが、19歳の大学生で看護助手のパメラ・ボリバーさんが、6303のタイムでゴールし、アメリカチームが勝利した。また、44歳のカイサ・ラーカスさんは6337のタイムでオルニーのタイトルを獲得した。4児の母であるラーカスさんは、「ただ全力で走り、転ばないことを祈るだけだ。でも、すごく楽しい」とコメントした。

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画像:olneypancakerace.org

 

(日刊サン 2024.2.14)

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