ワクチン接種 自己隔離のガイドライン発表
アメリカ疾病予防管理センターがコロナワクチンの接種を受けた人々に対する自己隔離についてのガイドラインを発表したとKHONが伝えている。
このガイドラインによると、決められた回数のワクチン接種を受けたアメリカ人は以下の条件を満たせば自己隔離を免除されるという。
- 決められた回数の接種を受け、その最後の接種から2週間経過している
- 最後の接種から3カ月以内
- 感染者と接触してから無症状である
これにより、ワクチン接種を受けていれば、もし家族内で感染者が出たとしても自己隔離をする必要はなく、学校にも行けるし、仕事にもいくことができる。
3カ月という期間については、ワクチン自体が新しく開発されたものなので設けられた期限で、今後延長される可能性もあるという。
ただし、この自己隔離のガイドラインは感染者との接触についてのものであって、旅行に関する自己隔離ではない。
アメリカに入国しようとする全ての人は陰性証明を提示する必要があり、ハワイへ入る場合も同様だ。
しかしながら、今回のアメリカ疾病予防管理センターによるガイドラインは大きな意味を持つとジョッシュ・グリーン副州知事は述べている。
「これはまさに我々が聞きたかったことだ。ワクチン接種を受けていれば、ウィルスに感染することを心配する必要もないし、誰かにウィルスを感染させる心配をする必要もないということだからだ」
カウアイ島市長デレック・ムラカミ氏も「素晴らしいことだ。これで人々はもっと自由に移動できるし、規制も緩和されるだろう」と述べている。
ワクチン接種が進んでいる中、今後ハワイ州における旅行規制を緩和して、ワクチン接種を完了した人々に検査なしで訪問を認めるかどうかの判断はデービッド・イゲ知事の決断になるだろう。
グリーン副州知事は、「規制緩和についてまずはハワイ州内の島間移動から始められ、アメリカ本土とハワイの間というように進められるだろう。その頃にはハワイ州内のワクチン接種は1Cグループ(65歳から74歳までの住民および持病があり高リスクと考えられる16歳以上の住民)のほとんどに行き渡っているはずだ」と述べている。
当局は、ワクチン接種を完了した人々に対して、接種を完了した証明となるワクチンカードをなくさないよう、そして、もしなくした場合に備えて写真をとっておくように勧めている。
(日刊サン 2021.2.12)
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