アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は新型コロナのワクチン接種を幼児から成人を対象とする定期予防接種とすると発表した、とKHON2が伝えている。
2023年の定期接種推奨リストには、インフルエンザやはしか、おたふくかぜ、風疹、ポリオなどと共に新型コロナも含まれており、CDCが、インフルエンザと同様に新型コロナ予防接種も定期的に受けることが望ましいという正式な見解を示したことになる。
しかし、あくまでも「推奨」であり、子供たちが学校に通うための必須条件というわけではない。
CDCは学童に対する必須接種の決定権を持たないため、各州や自治体の判断に任されることになる。
例えば、インフルエンザ予防接種は常に推奨されてきているが、公立学校に通学するために必要としている州はほとんどない。
CDCの見解では、生後6カ月から11歳まではモデルナ社かファイザー社のワクチン2回接種および変異株対応接種1回が推奨されるとしている。
12歳以上は。モデルナ社、ファイザー社、ノヴァヴァックス社のワクチン2回接種および変異株対応接種1回となっている。
現在アメリカ人成人のおよそ85%が2回の接種を完了しているが、変異株対応接種を受けたのはおよそ3分の1に過ぎないという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.10)