毎年5月の最終月曜日のメモリアル・デー(戦没将兵記念日)にアラモアナ・ビーチ・パークで開催される「ランタン・フローティング・ハワイ」は、亡くなった人を悼み、親愛の情と共に灯籠を流すイベントだ。
日本の宗教団体の真如苑が主催しているが、宗教や人種、国籍に関係なく誰でも参加できる。夕日が沈む頃に無数の灯籠(ランタン)が海に浮かぶ光景は幻想的で、毎年数千人が参加することで知られている。
パンデミックにより中止されていたが、昨年はバーチャルで再開され、今年ついに元の形で開催されることが決まったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
真如苑ハワイ支部のコミュニティー関連担当のクレイグ・ヤマモト氏は、「過去3年間、代替案としてバーチャルでのイベントを提供してきたが、人々との絆を築くという意味では非常に厳しい状況だった。今年は元通りに開催できることになり、非常に嬉しく思っている」と述べている。
イベントでは毎年、愛する人を失った人々がメッセージを添えて流した灯籠を、ボランティア・グループが回収するという作業を行なっている。
今年はメモリアル・デー(5月29日)の午後6時30分からの予定。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.9)