ハワイ島ヒロの沖合で、今月1日、漁師のニッコ・エテロヴィッチ氏が巨大イカを捕獲したことが話題になっている。
KHON2の報道によると、同日深夜、漁をしていたエテロヴィッチ氏は、水深約6,000フィート(1,830メートル)付近に「大きな生き物」を発見した。最初はエイだと思ったが、すぐに巨大なイカだと気づいたという。
エテロヴィッチ氏は、「捕獲するのは至難の業で、イカを最初に船に引き上げたときは、暴れて海に戻ってしまった。2回目の引き上げでやっと捕獲できた。焼きイカプレートを100人分は作ることができそうな、これまで釣った中で最大のイカ」と話した。
捕獲された巨大イカは「ソデイカ」(diamondback squid)と呼ばれる種類で、重さは33ポンドと12.8オンス(約15.5キロ)、胴囲は26 3/8インチ(約70センチメートル)、体長は58.5インチ(約149センチメートル)だった。
ハワイ州の記録によると、州内で現在までに見つかった最も大きいソデイカは、ハワイ島コナ沖で捕獲された重さ28.5ポンド(13キログラム)のもの。今回捕獲されたソデイカは、それよりも5.5ポンド(2.5キログラム)ほど重い。エテロヴィッチ氏は、この巨大イカを州の正式な記録に記載するため、現在、申請書を作成中だという。
ワイキキ水族館のアンドリュー・ロシター氏によると、ソデイカはハワイ海域で時々発見される深海生物の1種だという。ロシター氏は「ソデイカはとても大きく、通常はより沖合の深い場所で発見される。捕獲されるのは大変珍しいことだ」と話した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.9)