【ハワイニュース】ストリートサインのスペルミス「見つけたらSNSに投稿を」 ホノルル市当局
今月の「ハワイ語月間」(Hawaiian Language Month)の一環として、オアフ島のストリートサインのミススペル等を修正する運動「Word on the Street」が開始されたとハワイニュースナウが報じている。
ホノルル市文化芸術課(The Mayor’s Office of Culture and The Arts:MOCA)が主導するこの運動は、ハワイ語で使用される「カハコ」(※1)や「オキナ」(※2)などの誤用や、ミススペルについて、地域住民がソーシャルメディアを通して報告するというもの。
MOCAのマカナニ・サラ課長は、「ハワイのストリート名の多くは、以前その地域に住んでいたネイティブ・ハワイアンの人々の名字や、彼らが使っていた地域の呼び名になっている」と話した。
ミススペルを発見した場合、インスタグラムで該当のストリートサインの写真をアップロードし、「@hnl_mocha」「#WordOnTheStreetLanguage」をつけることで、報告することができる。その後、専門家が報告されたスペルの正誤を確認し、正しい場合はサインが書き換えられる。
(※1)「オキナ」は、アポストロフィ「‘」のことで、2つの母音の間で使用される。例えば、ラナイ島のLanaiは、通常、オキナのない「Lanai」で表記されるが、本来はオキナのある「Lana’i」となり、発音も「ラナイー」になる。
(※2)「カハコ」は母音の上につくダッシュ「-」のことで、その母音は日本語のように延ばして発音される。カハコの有無で意味が変わることもある。例えば「mano」は「沢山の」という意味だが「manō」とカハコがつくと「サメ」という意味になる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.9)