ハワイ州のアルコール消費量が、2020年から2021年の2年間で23%増加したことが、米中毒センター(American Addiction Centers:AAC)の調査で明らかになった。一方、全米のほとんどの州では、同時期のアルコール消費量は10~20%減少している。
米国立アルコール乱用・依存研究所(National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism:NIAAA)によると、「1杯」は、アルコール度5%のビール12オンス、アルコール度12%のワイン5オンスと定義づけられている。AACによると、ハワイ州での一人当たりのアルコールの消費量は、2020年は平均520杯、2021年は平均639杯だった。
また、米国の成人の6人に1人は、月に約4回の過剰飲酒を経験しており、18~34歳の人々の間で最も多い。AACによると、「過剰飲酒」の定義は、2時間あたり、女性は4杯以上、男性は5杯以上のアルコール飲料を摂取した場合とされている。AACは、過剰飲酒は、アルコール中毒、交通事故、他人への暴力的行為、自傷行為、うつ病、記憶障害、学習障害など、多くの健康問題につながる可能性があると警告している。
より詳しい情報は、AACのホームページ https://drugabuse.com/alcohol/ (英語)まで。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.8)