4日(日)、2024年のハワイ大学(UH)野球チームが、OBを相手にグラウンドに立ち、日本出身の武元一輝(たけもといつき)選手の活躍に注目が集まった。
KHON2のニュースによると、UHのマウンドで先発した武元選手は、3回無失点、4奪三振、わずか1安打無四球、5種類の投球レパートリーを披露した。
UHのヘッドコーチを務めるリッチ・ヒル氏は、武元選手について、「非常に知的で、超明るく、とても人格者だ。6カ月から8カ月で言語を習得し、予想以上にこの地に馴染んでいる」と語った。
武元選手は新入生として記載されているが、現在UHの2年生に在籍している。フェニックスのチェイス・フィールドで開催された2022年のパーフェクト・ゲーム・オール・アメリカン・クラシックに出場し、9人の打者から6つの三振を奪った。2023年1月、英語を学び、勉強を始めるためにUHに入学した。英語のレッスンを補うために、本を読んだり、ネットフリックスを見たり、チームメイトと雑談をしたりしたという。本人は、「ハードだった。楽しかったけど大変だった」と振り返っている。
しかし、1年間日本を離れていた武元選手はすぐに英語を習得し、今回の試合後のインタビューでは通訳を必要としなかったほどだ。「楽しかった。ハワイのファンの前で投げるのは初めてだった。素晴らしかった」と語った。
武元選手はUH入学当初、二刀流選手として見られていた。背番号は17番で、世界的なセンセーションを巻き起こした大谷翔平と同じである。しかし、武元選手の場合、1年目は投手としての成長がプランの中心になると見られている。3日(土)、彼は最初のテストに軽々と合格した。
ヒル氏は、「この種のことに慣れている彼にとって、この瞬間が大きすぎることは決してないだろう。 本当に良い選手になるチャンスがあると思うし、私はただ彼をすぐに出して、スターターとしてのルーティンを経てから、すべての投球に取り組みたかっただけだ」と語った。
2024年のシーズン開幕まであと2週間を切ったが、武元選手は初めて大学野球の厳しさを体験し、教室での勉強とスタジアムでのプレーを両立させることになる。
武元選手の専攻は今のところまだ決まっておらず、現在、3つの英語クラス、ボリウッド・ダンスクラス、オンライン・サイエンスクラスを受講している。
「でも、野球に集中している。だからここにいるんだ」
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画像:instagram.com / Rob DeMello KHON
(日刊サン 2024.2.6)