5日(日)午前6時頃、大きな岩がカメハメハ・ハイウェイ脇の崖から道路上に落下するという事故が起こったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
州運輸局によると、ワイメア・ベイ近くのカメハメハ・ハイウェイのすぐ横の崖から岩が落下し、その内3個はコンクリート製の落下止めに受け止められたが、1個は飛び越えて道路上に落ちたという。
そのためカメハメハ・ハイウェイは同日夜まで通行止めとなった。翌6日になっても断続的に通行を止め、作業員が崖部分の調査と片づけに追われている。
道路封鎖は、ピーク時を除き、1回30分を上限として断続的に行われている。
エド・スニッフェン局長は、「調査チームが、状況の分析と共にゆるくなった部分を取り除く作業に取りかかっている。崖の計測中、さらに3個の岩がハイウェイに落下した。現時点での大きな懸念は、岩が欠け落ちた部分が穴となっており、その周辺のいくつかの岩石が不安定になっていることだ」と述べている。
幸いにも今回の落石で負傷者は出ていないが、この辺りの道路が落石のために通行止めとなるのは初めてのことではなく、2000年にも同じ場所で巨大岩石の落下があった。
2007年にも同様の事故が起きており、自動車サイズの岩が保護フェンスを破壊し、路上に落ちている。
スニッフェン氏は、2週続けて週末に降った大雨によって地盤が緩んだ可能性があると述べている。
さらなる落石を防ぐために落石止め保護フェンスを70フィート延長する計画が発表され、周辺住民らは歓迎の意を示している。
ワイアルア在住のジョナサン・フィッシャー氏は、「同じ場所で2度落石が起こっているわけで、とても良いアイデアだと思う」とコメントしている。
フェンスが完成するまでは、道路を保護するための一時的な処置として、コンクリートのブロックの壁が取り付けられることになっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.6)