16歳の高校生がハッキング容疑で逮捕
2月3日朝、アイナ・ハイナに住む16歳の高校生が携帯電話のハッキングを行なったことによる3つの犯罪容疑で逮捕されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
携帯電話がハッキングされてお金を取られるという犯罪はアメリカ全土で起こっている。
オクラホマ州タルサの地元テレビ局の天気予報士であるセイヤー・ウェルズさんも被害者の1人だ。
昨年3月ひどい嵐が押し寄せていた頃で、ウェルズさんは仕事でとても忙しい時期に携帯電話が動かなくなった。
携帯電話のSIMカードを取り替えてみたら、ウェルズさんの銀行口座への不正アクセスを警告するメッセージがすでに何度も送られてきていたという。
これは一般にSIMスワップと呼ばれる犯罪なのだが、一体どのようなことが起こったのかを消費者保護団体であるベター・ビジネス・ビューローが解説している。
犯人が何らかの方法で被害者の情報を入手して、契約をしている携帯電話会社に被害者になりすまして連絡先を変更することによって被害者の携帯電話へのアクセスを取得するというものだ。
そしてSIMを取り換えて銀行口座にログインする際のコードを手に入れ、口座からお金を引き出してしまう。
今回逮捕されたアイナ・ハイナの高校生の自宅の家宅捜査は昨年11月に行なわれており、数台の携帯電話、SIMカード、コンピューターなどが証拠として押収されている。
ホノルル警察によると、国内で10数人以上の被害者がいると思われるという。
(日刊サン 2021.2.4)
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