ホクレア号とは古代の伝統的な航海術を再現したカヌーのことで、古代ポリネシア人たちがカヌーに乗って島々を渡り、ハワイにたどり着いたということを科学的に立証するために1974年に建造されたものだ。
コンパスなどの計器を一切使わずに、星や波、風など、自然からのサインを読みながら大海原を航海する。
1976年から30年以上にわたって世界の海を航海してきており、ハワイ州の州宝にも認定されている。
そのホクレア号がハワイ州の自動車の特別ナンバープレートの新デザインとなり、販売が開始されたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
今週からおよそ18,000枚がオアフ島のサテライト・シティーホールにて、そしてハワイ島でも販売が開始されている。
カウアイ島では来週月曜から、マウイ島では3月から販売が開始されるという。
価格は35.5ドルで、その内20ドルはポリネシアン航海協会の収入となる。
また特別ナンバープレートに変更・利用する費用として年間25ドルが別途かかるが、そこからも20ドルが同協会に送られる。
ハワイ州では通常のナンバープレートとは別に特別プレートとして、ハレアカラ火山とハワイ火山国定公園をモチーフとした2枚がすでに用いられており、今回のホクレア号で3枚目となる。
昨年デービッド・イゲ知事と州議会により承認されて今回の実現となった。
このナンバープレートの詳細についてはこちらから。
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写真:Shutterstock
(日刊サン 2022.2.3)